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イ 国内総生産(GDP)

国内総生産は、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことです。
名目国内総生産は、そのままの値、また、
実質国内総生産は、物価変動の影響を除いた値です。
この経済指標は、内閣府が年4回公表しています。
三面等価の原則とよばれており、その内容は①生産面から見ても、②分配(所得)面から見ても、③支出面から見ても国内総生産(GDP)は同じ値になるという原則です。
ロ 経済成長率

経済成長率は、一般的に、実質国内総生産(実質GDP)の変化率のことです。
ハ 景気動向指数・・・概要

景気動向指数は、内閣府が毎月公表している指標で、
生産、雇用など複数の指標を統合して算出した景気の指標です。
指数は大きく3つの分類から分析しています。
先行指数先行指数は、景気に先行して動く指数で、
指標の例としては、新設住着工床面積などがあげられます。
一致指数一致指数は、景気に一致して動く指数で、
指標の例としては、有効求人倍率などがあげられます。
遅行指数遅行指数は、景気に対して遅れて動く指数で、
指標の例としては、完全失業率などがあげられます。
ハ 景気動向指数

景気動向指数は、
CI(コンポジット・インデックス)を中心として発表されます。
このCIは、景気変動の大きさやテンポを把握する指数です。
一致指数が上昇中の場合は、景気が拡大局面であることを示します。
一致指数が下降中の場合は、景気が後退局面であることを示します。
DI(ディフュージョン・インデックス)も同時に参考として発表されます。
このDIは、景気変動の各経済部門への浸透度、波及度を把握する指数です。
一致指数が50%超の場合は、景気が拡大局面であることを示します。
一致指数が50%未満の場合は、景気が後退局面であることを示します。
ニ 日銀短観・業況判断DI

日銀短観・業況判断DIは、日本銀行が年4回公表しており、
現状と3か月後の景気動向に関する企業に対するアンケート調査を集計したものです。
業況判断DIは、現状よりも3か月後の業況が良いであろうと回答した企業の割合から,
現状よりも3か月後の業況が悪いであろうと回答した企業の割合を引いたものです。
ホ マネーストック

マネーストックは、日本銀行が毎月公表しており、
国・金融機関を除く者が保有する通貨の総量のことで
マネーサプライとも呼ばれています。
一般的に、マネーストックの伸びが高まると物価も高まると考えられています。
へ 消費者物価指数

消費者物価指数は、
総務省が毎月公表しており、
全国の一般消費者が購入する商品やサービスの
価格変化を数値化した指標です。
ト 企業物価指数

企業物価指数は、日本銀行が毎月公表しており、
企業間で売買する物品の価格水準を数値化した指標です。